WINEP

-植物鉄栄養研究会-


NPO法人
19生都営法特第463号
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転載:シカを鉄分でおびき寄せるワナ

Date: 2017-01-22 (Sun)

(一部転載)
東京新聞 2017年1月18日
シカなどと電車の衝突防げ
鉄分含む誘因材でわな
JR東日本八王子支社習性利用し試験導入

シカやイノシシが線路内に入り、電車と衝突する事故を減らすため、JR東日本八王子支社は、山梨県甲州市の中央線線路脇に、動物捕獲用のわなを試験的に設置した。効果を見極め、本格設置を検討する(村松権主麿)

シカは鉄分を補給するため、レールをなめようと線路に近づいて衝突事故につながることがある。わなはこの習性を利用して、鉄分を含んだ誘因材などを入れている。動物が中に入ればセンサーで感知して入り口を閉鎖する。

同支社管内では動物の衝突事故が 
2013年度 約60件
2014年度 約90件
2015年度 約100件
と増加傾向にあり、「動物が大幅に増えている。20年ほど前ほとんど起きなかった中央線の衝突事故が、現在は約7割を占めている。効果を見て設置場所の拡大を検討する」(内田海基夫支社長)としている。

コメント1:NHKテレビで足尾のツキノワグマが土を食べているところの映像が報道されていた。山地に住むクマも鉄分不足になると、やむなく土をたっぷり食べないと、貧血で気力がわかないのだろう。
    
コメント2:福島県では放射能汚染で放棄された水田がイノシシに徹底的に荒らされている。イノシシはケジラミなどを泥浴で取り払くのだとかミミズを食べるのだと言うが、それだけではなく、泥をたっぷり摂取しているのかもしれない。水が張られた水田の泥は深いところほど還元状態になっているので、2価鉄含量が高く、腸管吸収が即効性と思われるからである。
 
鹿避(よ)けの 警笛鳴らし 雪野行く
  車輛ひとつの 花咲線は
  
    (仙台市 沼沢修)朝日歌壇 
      2017年2月20日