白沙村荘橋本関節記念館の庭石
Date: 2017-04-20 (Thu)
京都の[哲学の道]の延長線上に、「関雪桜並木」がある。これは日本画家の橋本関雪が寄贈して植えたものである。今や旺盛な花を咲かせている。この道路向かいに関雪記念館がある。この中庭には様々な箇所から集められた庭石や石塔が配置されている。その中にこの石がある。命名はされていないようだ。どこで見出したのか不明だが、この2−3トンはあると思われる石に趣向を感じて、橋本関雪がこの庭にわざわざ設置したことに敬意を表したいと思う。単に禅寺的に苔むした庭石ではなく、この石は表面に鉄(赤)やマンガン(黒)の酸化された様々な化学変化の色を浮き出させている。そこにえも言われぬ風雪を感じさせられる。