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-植物鉄栄養研究会-


NPO法人
19生都営法特第463号
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AtROP6はアラビドプシスの鉄欠乏ストレスに応答する活性酸素種シグナルに関係している

Date: 2018-11-11 (Sun)

AtROP6はアラビドプシスの鉄欠乏ストレスに応答する活性酸素種シグナルに関係している

AtROP6 is Involved in Reactive Oxygen Species Signaling in Response to Iron-Deficiency Stress in Arabidopsis thaliana

Longmei Zhai, Chaohua Sun, Yi Feng, Duyue Li, Xiaofen Chai, Lei Wang, Qiran Sun, Guifen Zhang, Yi Li, Ting Wu, Xinzhong Zhang, Xuefeng Xu, Yi Wang, Zhenhai Han

Volume592, Issue20 October 2018 Pages 3446-3459

(要旨)
植物の鉄の生物利用性を向上させるためには鉄欠乏応答のメカニズムを理解することが重要である。

我々はRho-like GTPase 6 変異株(rop6)が鉄欠乏に対して野生株よりもより低感受性で、活性酸素種(ROS)のレベルがより低いことを見出した。

AtROP6の過剰発現幼植物は鉄欠乏応答により感受性であり、野生株よりも高いROSを有していた。

さらに、rop6 変異株は鉄欠乏応答時における過酸化水素(H2O2)に対する 感受性が高かった。

酵母のtwo hybridシステムを用いてAtROP6 とArabidopsis respiratory burst oxidase homolog D (AtRBOHD)が直接相互作用することを見出した。後者はROSの生成をコントロールする酵素である。

以上の事から我々はAtROP6遺伝子はアラビドプシスにおいて鉄欠乏応答を調節するためのAtRBOHDを経由する ROS-シグナルに関係していると考えている。

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鉄欠乏応答と活性酸素発生の関係の模式図