ササの鉄欠乏クロロシス
Date: 2008-09-27 (Sat)
ササの鉄欠乏クロロシス
ササの鉄欠乏クロロシスは、これまで見たことが無かったが、自宅の近辺のビルの植え込みに激甚な症状を発見した。
竹はイネ科に属するので根からムギネ酸類を分泌して(誰も調べた人はいないが)、土壌中の鉄をキレート化して、ムギネ酸・鉄(III)として吸収していると考えられるが。おそらくこの小さな葉のササの品種(品種名は不明だが)はムギネ酸分泌力が極端に低いのだと考えられる。そのために新葉から激しいクロロシス(黄白化症)が発生している。そのためこの植え込みでのササの生育は著しく阻害されている。
あちこちの新葉がクロロシスである
上の写真の部分拡大
典型的な葉脈間クロロシスが出ている